今月いっぱいで愛車とお別れすることになったので、最後のデートに箱根に行ってきました。やはり、とってもお利口さんな車です。物腰柔らかく、こちらの思いをすぐにキャッチしてくれて、しなやかな色気があります。いい女だったなぁ。間違いなくうちの子は“女”でした。育ちのいい、愛されて育てられた、品のよさがあったのです。何故嫁に出すことにしたかというと、引っ越しをしたらその子の居場所がなくなってしまい、近所にも探したのですが見つからず、、、。今月末までは以前のマンションに停めさせてもらっていたのですが、今日で期限切れとなってしまったわけです。時々、前のマンションの駐車場へ彼女を迎えにいくと、誰もいなくなった閑散とした暗い地下室の中で一人ぽつんと、ただただ御主人様の訪問を待っている日の目のあたらない子になっていて、、、、こんな美人さん、まだまだ引き取り手もいっぱいあるだろうに、、、と気の毒になってしまったのです。
それに、ダイスケさんの車もあるし、このご時世。こんなきっかけがないとなかなか手放せないし。お別れ時なのかなぁ、と。常日頃、年を取ると共にシンプルになって行きたいなぁ、とは思っているのですが、なかなか急には変われません。自分に嘘をついて無理をしていくと、どこかに必ず歪みがおきてくるので、徐々に、徐々に、自分のココロの様子や周りの状況に合わせて変化していけばいいのです。だから、今回、自分の車を手放すというのは本当に自然な流れだったのです。前に住んでいたマンションも取り壊されることになり、車ともサヨナラをすることになり、今年はモノとのお別れの年でもありました。でも、やさしくフェイド・イン・フェイド・アウトしながらゆっくりと感謝の気持ちを伝えながらお別れ出来たように思います。そう、前のマンションからも沢山の植物が我が家にやってきました。部屋が空くたびに管理人さんから電話があり、植物が置き去りにされていると聞けば引き取りに行き、マンションの植え込みに植わっているものも、救出出来るものは少しだけれど、我が家に避難させました。だって、そのままそのマンションにいるとブルトーザーで無惨に殺されてしまうことになるのです。それって悲しすぎるでしょ?まだまだ自分だって、無駄なことを沢山しているけれど、でも、、、少しでもその償いになったらいいなぁ、と。

まだまだ明日から12月だというのに箱根の山には最後の紅葉が見られました。美しかったです。お天気は寒空だったけど、お別れの日には晴天よりもよかったかもしれません。そして、先ほど、彼女は車屋さんへ引き取られていきました。さようならー!またね。素敵な人に出逢って、幸せな第二の人生を送るんだぞぉおおおお!!


29th/Nov


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