2003/5/1 (木)
幽玄

安楽寺というお寺でロケ。ものすごく素敵な一本道の山道がお寺の山門からのびていた。なんだか時代がわからなくなるような景色と空気だった。ちょっぴりウキウキそしていっぱいドキドキ。こういう場所はやっぱりワクワクする。


2003/5/2 (金)
武蔵

今日から6日までお休み*
今日はお散歩しながら人んち巡り。そしたら偶然市川新之助くんに会った。
何年ぶりだろう?10年ぐらい前に市川団十郎さんが主演していた「花の乱」」という大河ドラマで団十郎さんの子供時代を新之助くんが演じていた時に共演していたのだ。そして、今では「宮本武蔵」!すばらしいねぇ。そして、月日が経つのは早いなぁ。


2003/5/3 (土)
空間

家具屋をやっている友人が引っ越しをしたというので遊びにいく。さすが!!
どの部屋を見てもとてもかわいく部屋を作っていた。そして、気持ちのいい空間になっていた。やっぱり家は居心地よくないとね。


2003/5/4 (日)
葉山

葉山に遊びに行く。ひさびさの葉山はやっぱりさいこー!地元の友人たちはみな葉山でココロと体に優しい生活をしている。いいなぁ〜。遊びに行く度にいつも思う。後何年たったら東京生活に終止符がつけられるだろう?


2003/5/5 (月)
鎌倉

鎌倉の自宅でのんびりデー。我が家の庭にはマーガレットが咲き乱れていた。
なんか、初夏のようにあたたかい。新緑もいっぱいでリスがちょろちょろしていた。この季節になると鎌倉や葉山が恋しくなってちょくちょく帰りたくなるのだ。
帰る家があるのはありがたいなぁ。。。


2003/5/6 (火)
晩餐

最近料理に凝っている友人がごちそうしてくれるというので家に遊びに行く。
今日のご飯はかぶとモッツァレラのサラダ&ベイリーフ・サラダ&パエリヤ、そしてクリーム・ブリュレだった。美味美味。そういえばここ数日友人の家でご飯食べてばっかりだなぁ。(笑)なんだかとってもいいGW。気の合う仲間とゆっくり食卓を囲む。これ、さいこーの休日です。


2003/5/7 (水)
冥土

最終回のクライマックス・シーンの撮影。
風間さんの目線で立っていただけなのに、その芝居にあまりにジーンとしてしまい涙が出て来てしまった。うわぁん、なんて切ないけど温かいシーンなんだろう。
そして、なんときれいな映像なんだろう。二人の最後のシーンはまるで冥土のようだった。


2003/5/8 (木)
雨降

残り少なくなってきた幽霊も、名残惜しいのか雨で待ち待ちになっている。撮影も終わりのほうになってくると、みんな次の仕事が食い込んで来てスケジュールが取れなくなってくる。だから今日もプロデューサー&スケジューラーはどきどき。予定でいけば明日にはクランク・アップなんだけど、どうなるのかなぁ?


2003/5/9 (金)
入魂

結局、昨日は取り残しいっぱいで撮影は一日延びてしまった。原因は子役の阿部くんが“現場が楽しくて終わりたくない!”という思いのまま、てるてる坊主を作ってプロデューサーにプレゼントしたことにあるのではないかと私は思っている。何事もそこに心の底からくる願いがこもっていないと、効き目がない。だから、阿部くんの心の底にある願いが逆に表面化してしまったのではないだろうか?そう考えると子供はすごくピュアだから、モノを作る過程で思いが入りやすいのかもしれないなぁ。恐るべし!!


2003/5/10 (土)
終了

クランク・アップ。やはりクランク・アップする日はなんだか特別なテンションになる。ウキウキしているんだけど、やっぱり心のどこかでちょっぴり残念に思うのか、いつもよりおしゃべりになったり、はしゃいだり。
そして脚本が面白い!ということが、こんなにも大変なスケジュールを乗り越えさせるパワーになるのだと改めて感じた。やっぱりみんなこの仕事好きなんだなぁ。(笑)わたしもこのドラマのあがりがすごく楽しみです。


2003/5/11 (日)
暗示

鏡をみながら眉毛をかこうとすると、どうも上手く行かない。何度も何度も書き足すんだけど、形が決まらないのだ。よくよく見ると眉毛がないではないかっ!・・・という夢をみた。“眉毛”がとても印象に残ったので夢辞典を見ると「予想外のトラブルやアクシデントが起こる暗示。最小限のダメージに食い止める努力が大切でしょう」とあった。うーん・・・これも何かの暗示?ちょっとだけ“?”と思いながらも“いいかも?”と自分に言い聞かせて押し進めようとしていることがあったので、心の保留箱にしまっておくことにした。


2003/5/12 (月)
保留

保留箱にしまっていながらもどこかしまいきれないままスタートし出している私がいる。スタッフの一人が話を聞いてくれながら「気持ちはわかりました。後はゆっくり状況をみながら進めましょう」と言ってくれた。流行る気持ちに少しだけブレーキをかけられた。そうそう“よーく考えよう♪”私があせってはいけない。


2003/5/13 (火)
悪魔

保留箱のものは結局“ゴミ箱”に捨てられた。あっけなく却下!
やっぱり何事もファースト・インスピレーションは大切だと思った。なんの情報もないところでの直感!これ、絶対にあなどれない。“悪魔は時に天使の仮面をかぶってやってくる”ふはぁ。命拾いをしたぁ!と思って、晴れやかに再び道を歩きましょう!物事は追うものではなく、やってくるモノを受け入れる、コレ、運命の波に正しく乗る方法!初心に還って幸せな道を歩みましょう!
それにしてもあの“眉毛”の夢はやっぱり何かを暗示にしていたのかも?


2003/5/13 (火)
放浪

Phillipp Engelhornという世界を旅しながら写真を撮っているカメラマンに会った。今は香港を拠点とし、アジアを回っているらしい。話を聞くと香港をベースにしているといっても犬の面倒を見るということで友人宅にお世話になっているだけだという。自分の全ての荷物は自分で持ち運び出来る程度。「だって、どうせ旅ばっかりしているんだから自分の家なんて必要ない」と笑う。彼のあまりにもすがすがしい笑顔にやられた。だって、家をもたない生活ってすごい。どこにもよりどころがない、ということなのだもの。本物の放浪者だ!彼の素晴しい写真と生き様を見ながら自分のことを考えた。やっぱり私には帰る場所なければ自由に生きられない、いや、自分は自由にしていると勘違いしている糸を長く持たれた凧だぁ!もしくは大きな水槽を海だと思って泳ぎ回っている魚だぁ!でも、それが私の居心地のいい場所で、その糸やら水槽がなければ泳ぎ回れないのだから仕方がない。。。泳ぎ回れないと断定はしないけれど、少なくとも今の私にはそこまでの自由と控えにするある種の孤独にたえる精神力はないように思う。なんだか、今日はいっぱい旅した気分になれた。久々に神聖なアジアの大地に吹く風を吸い込めたように思う。どうもありがとう!


2003/5/14 (水)
在方

やはり旅依存症の幼なじみと昨日のことについて話す。彼女もPhilippの家を持たない本物放浪について考えていたらしい。ものすごい憧れだけど、やっぱり無理かも?葉山でふらふらしていて、お金が溜まったら旅に出かける位がちょうどいい!が私達の結論だった。どうやら私達の無理のないライフスタイルはそこにあるらしい。(笑)


2003/5/15 (木)
風景

数カ月ぶりに友人と会ったら、彼氏ととっても仲良く過ごしているらしく、その余りにも幸せそうな潤い感にこちらまで照れてしまった。(笑)女の人は本当にいいものも悪いものもみんな体で受けてしまう。特に私の周りには巫女体質の人が多いから尚更なのだろうけど・・・。それにしても人の幸せな様子を見ているのはいいものだ。どちらかというと私も色んなものを体で受けやすいので、人の幸せもらって元気になったり出来るのだ。人生山あり、谷あり・・・。ここで安住したいと思っても生きている限り旅は続くわけで・・・。歩き続ける限り景色は変わる。だからこそ、その瞬間、瞬間の美しい景色を楽しもう!


2003/5/16 (金)
手綱

車の免許の書き換えに行く。運転免許試験場のあの風景は何だか恐ろしい。
ベルト・コンベアーに乗せられたかの様に次々と必要な場所に運ばれて行く様は、まるで自分をA-14という、名前ではなく番号になったような気分にさせた。
そしてアウシュビッツをも彷佛させた。いつの日か理不尽にも誰かに征服され、命の手綱を握られたとしたら・・・そう考えただけでぞっとした。


2003/5/17 (土)
印象

久々にビデオを借りて見てみたんだけど、私って本当にバカッッッッX
半分位見てから“あれれ?”と思う。これ、前に見たような“?”。私はこういうことが本当に多い。タイトルや細かいストーリーよりも印象で見ていることの方が多いのか、さんざん泣いたり、笑ったりしていても見終わった後に説明が出来ないのだ。そう考えると男の人の方が見た映画や読んだ本の説明をするのが上手いような気がする。やっぱり理性と感情の差なのかなぁ?


2003/5/18 (日)
黄色

ヴゥーヴ・クリコ主催のチャリティー・パーティーに出品する作品を作る。&愛&と&平和&と&黄色&がテーマになっていたので、シャンパンの瓶の中に黄色い花の種を沢山詰めることにした。なかなかかわいい作品。売り上げはチャリティーになるので、是非是非誰か買ってくだされ。


2003/5/19 (月)
言霊

「ゆうれい貸します」1話のマスコミ試写会。試写後の取材で“どんな女優さんになって行きたいですか?”と質問があった。具体的にこんな女優になりたい、というイメージはないけれど、やっぱり年をとる毎に“ありがとう”というたった5文字の台詞の中に、生きて来た年数分だけの深さとひだの多さが込められる女優になりたいなぁ、と思った。でも、これはもっと言ってしまえば別に女優でなくてもよくて、人としてそんなふうに生きて行きたいなぁ、ということなのです。。。


2003/5/20 (火)
節電

資源エネルギー庁の“節電キャンペーン”の仕事で企業をまわった。つまり、エネルギーは必要な時に必要な分だけ使って、必要のない時に無駄使いするのはやめましょう!ということなんだけど、これって実は結構大切なことを言っているのではないかと思う。(単純に“使わない部屋の電気は消して”ということだけでなく)最近巷では“スロー・ライフ”という言葉をよく耳にするけど、この“節電”も大きくは“スロー・ライフ”に繋がるのではないかなぁ?


2003/5/21 (水)
暖流

久々にカメラマンの操上さんと撮影。気のせいか、いつもどこかに苦悩をしょいこんでいるように見えた操上さんが、少し穏やかになっているように見えた。色々話を聞いていると昨年位から気持ちが穏やかになってきたという。心の中で “あ、ここにもいた” と思った。何がって、ほら、港から船が出発する話。類は共を呼ぶせいか、私の回りには同じサイクルで動いている人が本当に多いように思う。もちろんみんな形は色々なんだけど・・・。私の場合、まだ、ここは一体どんな所なんだろう?”とうろうろしながら、周りの人たちの動きを観察して、“自分は何から始めようかなぁ?”と考えている。もちろん出来ることから始めながら。もうここに来て大分時間も経って来たので、そろそろ働かないと生活出来ないしね。:P 最近、本当に色んなところで“スロー”という言葉を耳にするけど、こうなってくると一時の”癒し”のように何だかその言葉自体が急に軽くなってしまうようで残念だなぁ、と思う。何だか“スロー”という言葉を使うこと自体ちょっぴり恥ずかしくなってしまうけど、逆に言えばここに来てやっとそれが現実的に社会レベルまで落ちて来たように思うので、もう一度考えてみるのもいいんじゃないかなぁ。


2003/5/22 (木)
母体

久々にヘアの松浦さん、メイクのcocoちゃんと一緒。女の園の撮影現場。
松浦さんは今年の始め、女の子を出産していた。わぉ!でも、さすが!
女の人は時代の流れを体でキャッチする能力に長けているのだなぁ、と関心。
今日のおしゃべりは本当に温かくて、大胆で、力強いものだった。母?
そう、いつの時代も母性に象徴されるような温かさと大胆さと力強さが大切なのですねぇ。今日は力強い女性たちに合掌!


2003/5/23 (金)
空間

東京オペラシテイー・アートギャラリーにエイヤ=リーサ・アハティラ&束芋展を見に行く。アハティラの作品は精神病患者にインタビューをし、彼等の体験を元にビデオ作品を創っていた。

扉を閉めて
閉まってる
じゃあどこから風が?
君の想像だろ

(“ウィンド”2002の一部より)

遍在性を持つ 新しい秩序が外で始まっている
全てが この場に同時に存在する
前と後で何も起こらない
物事に原因はない
現在が過去を照らし出すこともない
時間はバランスを失い
空間は重なり合う
持続する場所はもはや存在しない

(“ハウス”2002の一部より)



2003/5/24 (土)
変人

このまま梅雨に突入してしまうのでしょうか?ここのところお天とうさま見てないなぁ。。。。こんな天気なものだから、今日はだらだら週末。ゆっくり起きて、遅めのご飯食べて、本を読んでいたらまた眠ってしまって・・・。そうそう、久々に江戸川乱歩を読んだけど、やっぱり変ですねぇ〜、この人。(笑)
私はすごく好きです。こんな世界が。
そうそう、変といえば昨日見た束芋ちゃんの作品も変でした。でも、すごくよかったです。是非是非、見に行って下され。


2003/5/25 (日)
断層

ダイスケさんの知り合いが舞台に出るというので一緒に見に行きました。寺山修司・作の「身毒丸」。赤羽橋の駅の近くにある小さな劇場(?)での講演。実は私、ベニサン・ピット以外の小さな劇場で芝居を見たのは初めてでした。しかも蜷川さんがコクーンでやった「身毒丸」を見ているので、その対比を見るのも楽しかったです。色々と考えるところありました。演出家や役者のパワーについて、そこに背負っているものの背景について、そしていろいろな層に息づく“演劇”の数々について・・・。まだまだ知らない世界が沢山ありそうです。


2003/5/26 (月)
試写

「マトリックス・リローテッド」の試写会に行く。 凄い!凄い!
自分がまさに今感じている感覚と同じだったのでドキドキした。
前の「マトリックス」を見た時もそう思った。やっぱりあの時もその時の“今”だった。その“時”“時”の感覚世界をビジュアルであんなふうに表現出来るなんて本当に凄い!しかもかっこ良く!あ〜、早く続きが見たいよぉ。


2003/5/27 (火)
掃除

今日は家の掃除&洗濯。やっぱり部屋がきれいになるのは気持ちいい。
お坊さんの一日が掃除から始まるのが何だかわかるような気がした。
もしかするとお部屋の状態と心の中の状態は比例するのかなぁ?


2003/5/28 (水)
親友

NYから友人が一時帰国。彼女とは何故か人生の中で忘れられない瞬間を一緒に過ごしていることが多い。たぶん、これからも何かある毎に共に過ごして行くのだろうと思う。だから離れていてもそんなに寂しくはならない。でも、ひさびさに会えるとやっぱり嬉しい。


2003/5/29 (木)
迷宮

最近、ドライブしている時やお散歩している時に知らない道を通るのが日課になっている。そうすると普段知らなかった世界が繰り広げられていることに気づく。こんな都会のど真ん中でこんな下町のようなところがあったのかと驚く。人は真ん中にある大きな道の裏側で一生懸命生きているのだなぁ、と思う。もし、私がここの家に住んでいたら?もし私がこのおじさんの子供だったら?色んな妄想が広がって行く・・・・。


2003/5/30 (金)
仲間

友人のお誕生日パーティーに行く。今をトキメクような若者が沢山いた。取り巻きの女の子たちもいっぱいいた。一見強くふるまっているけど、ものすごく迷っている純粋な悪い子ちゃん達だった。でも、こんな人たちが“今”の流行を作っているのだなぁ、と思った。人には色んな種類の人たちがいて、やっぱり類は共を呼んでいるんだけど、それでも微妙に色んな種類の人と人が部分部分で混ざり合っている。面白いなぁ・・・。


2003/5/31 (土)
生命

小泉今日子さん、浜崎貴司くん、高野寛くん、ビッケさん・・・・のシークレット・ライブに行く。というか、本当に突然やったライブ。そんな、みんなのフット・ワークの軽さにびっくりしてしまった程。でも、そこに居合わせた私はとってもラッキー!みんながそれぞれソロで歌ったりもしたんだけど、そこにはみんなのそれぞれの“今”があって、本当によかった。モノを表現する人は本当に肉体的裸よりも恥ずかしいほどに色んなことをさらけ出しているんだけど、でも、やっぱり、だからこそココロを打つのだなぁ、と思った。自分に嘘をつく人は絶対に表現者にはなれないと思う。でも、これって本当に大変なことで、自分に嘘をつかずに、きちんと自分の“今”を見つめて、それを表現に出来る人はやっぱりすごい!みんな生きているぅ〜!!




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