2001/2/1 (木)
恋愛

今日はしとしと静かな午後ですね。やっぱりまだちょっとダメなのかなあ?何だかぼーっとしていてやる気が起きません。まあ、どうせ時間があるのだから無理せず穏やかにしていようっと。そういえば昔恋人と別れたときもこんな日々を過ごしていたっけなあ?アハハ…本当に恋愛していたみたい(笑)。


2001/2/2 (金)
重傷

部屋の掃除をしなくては…と思っても何だか手がつかず、ビデオを見ようかなあ、と思っても見る気になれず…本当にちょっと重傷です。夕方打ち合わせ。少し現実。夜はこれ以上一人で部屋にいてはキケンと思い外出。まあ、来週からコマーシャルの撮影が始まるので大丈夫でしょう。


2001/2/3 (土)
日和

今日はチャン・イーモー監督の『初恋の来た道』という映画を見に行きました。余りにくすぐったくて、余りにいい映画で、ちょっぴりジェラシー感じてしまいました(笑)。けれども、そこにある、こそばゆいけどキュンとした愛は、まるで2月の小春日和に差し込む光のように、ココロに浸透してきて、そっと解かしてくれたよう(笑)。切ないけど、とても幸せで、こんなに愛ある映画を私も残していきたいなあ、と思いました。


2001/2/4 (日)
異人

野田秀樹さんの「2001人芝居」を見に行き来ました。
やっぱり野田さんは天才ですね。この人の頭の中は一体どうなっているのでしょうか?余りに複雑で余りにシンプルに違いありません。時々、野田さんは宇宙人なのではないかと思います。きっと生まれた時からソコにいるのでしょう。野田さんの動きには体重を感じないし、野田さんの声には壁がありません。だからこそ、どんなに無感情に喋っても、その台詞の裏に隠されている悲しさがビンビン伝わってくるのです。いつでも剥き身なその姿に、時々どうしようもない愛おしさを感じてしまうのは私だけでしょうか?


2001/2/5 (月)
性分

今日から仕事が始まって、いきなり現実モードに引き戻されてしまった。もう、いい加減切り替えないとね。
東宝のスタジオでコマーシャルの撮影をしていたら、昔映画で一緒になったスタッフと偶然会った。次ぎの撮影の為、準備をしているようだった。いろいろ話を聞いていたら、相変わらず大変そうだが楽しそう。あー、映画やりたいなあ…。ハハハ…(笑)、体はもう次ぎのことへ向かって切り替わっているよう。ホント、性分ですね。(笑)

次への一歩の為に、再び歩み出す…。 そして、季節は巡り…。


2001/2/6 (火)
循環

今日はスチール撮り。いつもの気心知れたスタッフでメークルームは賑やか賑やか。この人達に囲まれていると不思議に自分の中の滞った空気が流れてゆく。そして、体の中に陽の気が巡ってくるのだ。感謝、感謝。これですっかり気の入れ替え作業は終了したよう。


2001/2/7 (水)
趣味

明日からの別の広告の撮影の為、新幹線にて大阪へ移動。
夜、監督と打ち合わせ。「初恋の来た道」の映画の話で盛り上がる。二人とも絶賛!!
結構映画の趣味が似ているのだ。「オール・アバウト・マイマザー」「ニュー・シネマ・パラダイス」「セントラル・ステーション」などなど…。


2001/2/8 (木)
疑似

次期オープンになる、ユニバーサルスタジオにて撮影。構内ではオープンに向けて様々な人がデモンストレーションをしていた。例えば、飲食店。「いらっしいませ。コーラを二つでよろしいですか?ご一緒にポテトはいかかですか?」とまでは言っていなかったが、笑顔で似たような練習をしていた。そして、道を歩いていると「こんにちは!!」と大きな笑顔で挨拶される。そうすると思わずこちらも「こんにちは!」と咄嗟に対応していたりするのだが、ひねくれモノの私はどこかで「これってどうなんだろう?」という疑問が拭い切れない。何だかテーマパークというバーチャルな空間に騙されているような気がしてならないのだ。でも、よくよく考えてみるとテーマパークとはバーチャルな空間で、その空間を楽しみにいくのだからこんなことを考えている私がどうかしているのかもしれない。まだ、オープンしていないためアトラクションは体験できなかったが、馴染みのある映画のメーキングを体験出来るのはやはり興味深い。是非一度、お試しあれ!!


2001/2/9 (金)
障害

無事CF撮影も終わり。撮影後、スタッフの人達と飲みに出かけた。モノを創る人達はみな同じような悩みを抱えていたりする。でも、まあそこからまた何かが生まれて来たりすることもあるからしょうがないね・・・。


2001/2/10 (土)
美学

北野武さんの『BROTHER』を見に行った。うーん、私は「HANABI」の方が好きだったなあ。でも、相変わらず武さんの "男の美学" 満載だった。こういう男の人に私はたまらなく弱い…。強くて、孤独で、たまらなく優しくて、いつも "死" を感じて生きているような人。でも、こういう男の人の妻や彼女はきっと寂しいんだろうなあ…。そうそう、時々画面が斜めになっていて、それをカクッと普通の位置に戻したりしていた。この画面の使い方が上手く心情を表したりしていてやはり上手いなあ、と唸ってしまった。


2001/2/11 (日)
残香

蜷川さんの「近松心中物語」を見に行った。いろいろ疑問に思うところもあったけど、やはり蜷川さんは群衆の使い方が上手いなあ、と思った。そして、雪の中を心中していくシーンは美しい。客席をも静寂な雪の中に鎮めてしまった。そして、ラストのちょっぴりニヒルな終わり方もなかなか真情を表していてよかったかも???


2001/2/12 (月)
螺旋

司馬遼太郎さんのイベントで久々に竹中直人さんと再会。明日から『連弾』の上映の為、ベルリンに行かれるそう。約1年前に『菜の花の沖』の撮影に入り、その後『連弾』の撮影に入り、1年後に『菜の花の沖』に絡めてのイベントに出席し、ベルリン映画祭に『連弾』を出品するためベルリンに出かける・・・。なんだか回っているなあ・・・グルグル・グルグル螺旋階段。


2001/2/13 (火)
家族

今日は今度NHKのBSで上映される藤原竜也くんのドキュメンタリー番組のナレーション撮りがあった。
普段はこういう仕事はあまり受けないのだが、今回の話のメインが蜷川さんの舞台だということだったので受けることにした。竜也くんとは一緒に仕事をしたことはないが、「真情ー」の稽古の時もよく遊びに来ていたので、いつのまにか蜷川さんを通して弟くんのように思っていたのかもしれない。VTRを観ていると、ついこの間まで自分が経験していたことが写っているので、その時の心情が手に取るようにわかって面白い。でも、ナレーションなのにちょっと感情移入しすぎてしまったかも???(笑)


2001/2/14 (水)
迂曲

ヴェンダースの新作『ミリオンダラー・ホテル』の試写に行った。うーん、ちょっと辛かった…。 『パリ・テキサス』ですっかりまいり、「ベルリン天使の詩」でものすごい衝撃を受けたのに、残念だなあ…。


2001/2/15 (木)
異国

雑誌の撮影の為、竹富島へ…。ずーっと訪れてみたかった土地なのでとってもHAPPY。やはりこちらはあたたかく、のんびりしていて、風が心地よい。やっぱり南はいいなあ…。ココロを穏やかにしてくれる。時間を戻してくれる。こういう土地に来ると、昨日までの出来事が、いつの間にか遠い記憶になっている。風と共に消えて行く…。


2001/2/16 (金)
物怪

沖縄にはガジュマルの木などに "きじむな" という物の怪がいるらしい。いたずらっ子ではあるが、恐くはないという。きじむなに会った人の話によると目・鼻・口が大きくて、背が低いらしい。私はまだお目にかかっていない。トトロのようにココロがきれいじゃないと見えないのかなあ?


2001/2/17 (土)
織物

竹富島は芭蕉布が有名である。芭蕉には糸芭蕉・実芭蕉・花芭蕉と三種類あって芭蕉布に用いるのは糸芭蕉。そして実芭蕉とはバナナのことである。民族館に遊びに行ったらおばあちゃんが糸を紡いでいた。糸を紡ぐのに一ヶ月以上かかるらしい。本当に手作業だ。折り上がった布にはやはり土地の人の柔らかい体温と島の光と風が織り込まれていた。本当にホワッとしている。自然の恵みが沢山入っている。


2001/2/18 (日)
交差

楽しかった竹富島ロケも終了。何だか一緒にいたメンバーがメンバーだっただけに仕事というよりちょっとした旅行のようだった。八重山は本当に不思議なところだ。このロケ中もイロイロなことに出くわした。偶然と必然、あの世とこの世…。


2001/2/19 (月)
爽風

昨日は家に帰ってから、久々に弟と朝まで語りあかしてしまった。久々に会った弟は、何だかとってもいいカンジに抜けていて、気持ちがよかった。我が弟ながらちょっと自慢(笑)。


2001/2/20 (火)
出発

明日からいよいよ長期休暇。ココロに栄養と刺激を与え、いろいろ充電して次ぎの仕事に備えたい。やらなきゃいけないこと一杯!!なんだかウキウキ。何だか無限の自由と可能性を手に入れたよう。人生、なんでも経験。とりあえず行ってみよう!!

***自分勝手キャンペーン中の為、日記はしばらくお休みさせて頂きます。***




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